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ご挨拶

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新年度を迎えるにあたり

― 社会とのつながりを、もう一度

新年度を迎えるにあたり、特定非営利活動法人あしたばの会の活動を支えてくださった皆さまに、心から御礼申し上げます。

私たちはこれまで、病気やけがをきっかけに社会とのつながりが途切れてしまった方々と向き合い、それぞれの歩幅に合わせながら、社会復帰への道を共に考えてきました。

現場で感じていること

相談の現場では、今も「どこに相談すればいいのかわからない」「話を聞いてもらえなかった」という切実な声に出会います。

社会の制度や支援の仕組みは徐々に整いつつあります。
しかし、それを必要としている方が適切な支援にたどり着けないまま、一人で悩み続けている現実が今もなお存在します。
私たちは、制度そのものを否定したいのではありません。
むしろ、制度が本来の趣旨どおりに生かされ、「今、目の前で困っている方」に必要な支援がきちんと届くようにしていくことが大切だと考えています。

これまでの取り組みと、今後の方向性

そのような中で私たちは、一人ひとりの状況に合わせ、無理のない形で「次の一歩」を一緒に考えてきました。

昨年度は、ITを活用した連携にも注力しました。
単なる作業ではなく、社会に役立つ「仕事」として関わる経験が、高次脳機能障害のある方の自信や回復につながることを、現場であらためて実感しています。

また、本年度は多発性筋炎の方々に向けたコミュニティづくりの準備を進めています。
同じ病気や悩みを抱える方が、一人で抱え込まずにありのままの自分で話せる場を、丁寧につくっていきたいと考えています。

新年度に向けて

社会復帰は、決して急いで進めるものではありません。
その日の体調や揺れ動く気持ちに寄り添いながら、半歩ずつ、一歩ずつ進んでいくことが何より大切です。

あしたばの会はこれからも、病気やけがによって立ち止まらざるを得なかった方々が、もう一度社会とのつながりを感じながら歩き出していけるよう、伴走を続けていきます。
そして、一人でも多くの方が自分らしい歩幅で社会とつながり、その先の就労へと進んでいけるよう、心から願っています。

引き続き、皆さまの変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2026年4月
特定非営利活動法人あしたばの会
理事長 佐々木 順一

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