お知らせ
活動報告
NEW積み重ねた一歩が、再び社会へとつながる
―二歩目となるIT共同プロジェクト ―
前回の成功を経て、さらに連携を深めた第2弾が実現しました。
病や障がいによって、一度立ち止まらざるを得なかった時間を、もう一度動かしたい。
その願いを胸に、あしたばの会の扉を叩かれる方々がいます。
私たちは、そんな一人ひとりの歩みに「伴走者」として寄り添い続けています。
昨年3月に始まったIT共同プロジェクトは、このたび2歩目を無事完了しました。
東京海上日動システムズ株式会社様、そして就労継続支援B型事業所「調布ドリーム」様との、継続的な取り組みです。
現場で生まれた、丁寧な仕事
今回取り組んだのは、データの正確性を支える「重複チェックツール作成業務」です。
あしたばの会が全体設計を担い、調布ドリームの皆さんがテスト・検証を担当。
設計書をもとに、一つひとつ確かめながら、丁寧に形にしていきました。
そして今回、あしたばの会の相談者の手によって、「ツール登録手順書」と「操作手順書」が作り上げられました。
ただ動かすだけではなく、「使う人が迷わないように」と言葉を選び、構成を整える。
その姿には、かつて培われた力と、今ここで積み重ねられている誇りが、確かに宿っていました。
私たちが大切にしている三つのこと
私たちにとって、調布ドリームで活動されている皆さんは、あしたばの会に相談に来られる方々と何ら変わりありません。
違いがあるとすれば、「個別に相談に来られるか、その場所で活動されているか」ということだけ。
社会復帰という同じ山を登る、かけがえのない仲間です。
だからこそ、私たちは次の三つを大切にしています。
・体調への細やかな配慮(決して無理をしないこと)
・一人ひとりに合わせた役割(得意を活かすこと)
・スモールステップの実務(一段ずつ階段を上ること)
急がず、比べず、その人の歩幅で。
その積み重ねが、やがて確かな自信へとつながっていきます。
呼び覚まされた輝き
今回の取り組みの中で、参加メンバーのお一人が、発症前に培われてきた「プロフェッショナルとしての力」の一端を、静かに、しかし鮮やかに見せてくださいました。
「前回よりも落ち着いて、自分の役割を果たせた」
「自分の作ったものが、誰かの役に立つのが嬉しい」
その言葉と、真剣に作業に向き合うまなざし。
振り返りの時間に見せてくださった、涙をにじませながらの笑顔。
失われたと思われていた可能性が、今も確かに息づいている。
そのことを、私たちは改めて教えていただきました。
人の可能性は、決して消えることはない。
それは、支える私たちにとっても、大きな励みとなる出来事でした。
単なるリハビリではなく、途切れていた人生が、再びつながる瞬間でもありました。
この取り組みが続いているのは、東京海上日動システムズ株式会社様、そして調布ドリーム様の深いご理解と温かなご支援があってこそです。
心から感謝申し上げます。
あしたばの会と一緒に取り組んでくださった皆様からのコメント
東京海上日動システムズ株式会社
社内システムサービス部 課長 佐々木様
今回、取り組みの2歩目として、幅広い業務に活用できるツールの構築をご依頼しました。
設計、実装、テスト、利用者向けの手順書作成と全工程において丁寧に要望を確認しながら、着実にお約束した期日までの対応を実施頂きました。
社会と繋がり誰かの役に立ちたいと願う気持ちは私たちも同じです。
そんな想いを持つ方の歩む道を開くことにIT専門会社ならではの貢献ができれば、嬉しいかぎりです。
東京海上日動システムズ株式会社
社内システムサービス部 チーフエンジニア 榧野様
今回、「重複チェックツール」の開発を実施して頂き、それが我々としても、あしたばの会様、調布ドリーム様にとっても貴重な取り組みとなったことがとても嬉しい限りです。
依頼者という立場で参画させて頂きましたが、丁寧な進捗報告、仕様に関するご提案、開発品質、しっかりとご対応頂き感謝しております。
また、我々としても多くの気づきを得ることが出来ましたし、それが普段の業務へのブラッシュアップにも繋がったと確信しております。
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
特定非営利活動法人 高次脳機能障がい者活動センター
就労継続支援B型事業所「調布ドリーム」
施設長 横田様
病気や怪我をきっかけに高次脳機能障害となり、ある日を境に生活が大きく変わってしまった方々が、社会参加・社会復帰を目指して当施設に通われています。
本来であれば、まだまだ働きたいという思いを持ちながらも、やむを得ず仕事を離れざるを得なかった方も少なくありません。
そのような中、メンバーにITの専門家が多いあしたばの会様から貴重な機会をいただき、元システムエンジニアの利用者様が忘れかけていた経験や知識を再び発揮される姿が見られるようになりました。
日々支援に携わるスタッフも、その変化に驚きと喜びを感じています。
また、これから経験を積み、就職につなげたいと考えている若い利用者様にとっても、大きな希望となっています。
私たちの歩みは、まだ始まったばかりです。
「もう一度、つながりたい」
そう願うすべての方が、自分らしい彩りで社会へ戻っていける場所を。
あしたばの会はこれからも、皆さまとともに、一歩ずつ、丁寧な伴走を続けてまいります。
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